ESG情報

環境への取り組み

カーボンニュートラルに向けた製造炉改造工事が省エネ補助金に採択されました

カーボンニュートラルの実現に向け、温室効果ガス(GHG)排出量の削減に積極的に取り組んでいます。
中瀬製錬所においては、一部の三酸化アンチモン製造プロセスに対し、燃焼炉から電熱炉への転換を行う改造工事を計画しており、これにより二酸化炭素排出量および消費電力量の大幅な削減を図ります。本工事は「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」に採択されました。
また、当社グループ全体の指標および目標としてエネルギー原単位の低減、再生可能エネルギーの使用に加え、化石燃料の電気エネルギーへの転換に取り組んでいます。
これらの施策を通じ、2018年度を基準として、2030年に温室効果ガス排出量30%削減を目標として定めます。

「公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)」に法人会員として入会

当社は、地球環境問題を経営上の重要課題の一つとして位置づけ、経営者および社員の環境意識の高揚を図り、あらゆる活動を通じて地球環境の保全と環境問題の改善に努め、次の世代に豊かな地球を引き継ぐことを目指しております。当社が原料として使用するアンチモンは鉱山より採取され、金属に製錬されたもので全量を海外に依存しておりますので、鉱山開発により影響を受ける生物多様性や水資源の保全への援助を考えました。そこで、2022年3月生物多様性の保全や水資源の保全について活動を展開しているWWFジャパンに法人会員として入会しました。

WWFとは

WWFは100ヵ国以上で活動している環境保全団体で、1961年に設立されました。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止などの活動を行っています。

「アンチモン環境安全対策協議会」の設立

アンチモンのヒト健康及び環境安全性に対する意識の高まりを受けて、アンチモン製品に関する科学情報の収集、調査、研究及びそれらの普及・啓蒙に付随する活動を通じて、アンチモン生産者の健全なる発展を図ることを目的に、1998年11月に日本鉱業協会アンチモン部会の下部組織としアンチモン環境安全対策協議会を設立しました。

「国際アンチモン協会」(i2a:International Antimony Association) の設立

2008年にREACHの要請に対応するため、三酸化アンチモン以外のアンチモン化合物に対象範囲を拡大させ、「国際酸化アンチモン協会」は、「国際アンチモン協会」(i2a)に名称が変更されました。アンチモン化合物の環境影響、健康、安全に関する研究を実施し、それらの研究内容に関する情報を提供し、共有し、安全性と恩恵に関する情報を発信しています。事務局はベルギーのブリュッセルに置かれています。
当社は2016年末で国際アンチモン協会を退会しました。

三酸化アンチモン特化則の経過措置の終了案内

三酸化アンチモン特化則の一部経過措置が5月31日に終了します。

三酸化アンチモンの健康障害防止対策リーフレット公表

厚生労働省から特定化学物質障害予防規則などの改正をお知らせするリーフレットが公表されました。

三酸化アンチモンに関する改正政省令の公布

厚生労働省は、三酸化アンチモンに係る労働者の健康障害防止対策を強化すること等を目的に、改正政省令を4月27日に公布、6月1日から施行されます。

三酸化アンチモンに関する厚生労働省「化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会報告書」の公表について

厚生労働省は、10月18日に「三酸化アンチモンによる労働者の健康障害防止措置に係る検討会報告書」を公表しました。

三酸化アンチモンに関する化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会について

厚生労働省は、三酸化アンチモンのリスク評価の結果を受けて、平成27年8月より三酸化アンチモンに関する化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会を行っておりますが、現在も継続検討中です。

三酸化アンチモンのリスク評価について

厚生労働省は、職場における化学物質の取り扱いによる健康障害の防止を図るため、労働者のばく露状況等の関係情報に基づきリスク評価を行っており、アンチモン化合物もその対象となっています。現在の評価状況と今後の予定をお知らせ致します。

三酸化アンチモンの詳細リスク評価については継続調査となりました

2013年6月21日に開催された厚生労働省「化学物質のリスク評価検討会」を踏まえて、2013年7月24日に「三酸化アンチモンの詳細リスク評価」(中間)報告書が公表されました。
その評価結果については、有害性の評価についての情報が不足しており、今後の調査研究の進展を待って継続検討評価することになっています。
その詳細リスク評価の中間報告書において、ヒト健康影響基準となる二次評価値としての0.1mg/m3(日本産業衛生学会提案暫定許容濃度)と0.5mg/m3(米国産業衛生専門家会議ACGIH職業曝露限界値)共にデータの信頼性に難ありとして結論が出されず継続検討となりました。

国際アンチモン協会(i2a)は、アンチモン化合物8物質のREACH登録を終了

2010年10月の年間1000トン以上の3物質(三酸化アンチモン、金属アンチモン及びアンチモン酸ソーダ水和物)の登録完了に続いて、2013年5月に残りの5物質(アンチモン酸ソーダ、三硫化アンチモン、五酸化アンチモン、アンチモングリコラート及び三塩化アンチモン)のREACH登録を終了致しました。

国際化学工業協会(ICCA)のChemical Portalへの「安全性要約書」の登録

国際アンチモン協会(i2a)は、国際化学工業協会(ICCA)の化学品管理戦略(GPS)-Chemical Portalへ「安全性要約書(GPS Safety summary)」を登録致しました。
登録物質はSb2O3、SbCl3、Sb2O5、Sb2S3、Sbの5物質です。
登録致しました安全性要約書には、各物質の用途、物理化学的性状、環境・ヒト健康影響、規制及び分類ラベル情報なとが掲載されています。
下記URLから検索してください。

ICCA Chemical Portal

http://www.icca-chem.org/en/Home/Global-Product-Strategy/global-product-strategy/chemical-information-search/

厚生労働省によるアンチモンの初期リスク評価について

当社の加盟する日本鉱業協会アンチモン部会ならびに日本難燃剤協会は、厚生労働省による2012年度公開の「アンチモン及びその化合物」の「初期リスク評価書」は、化学物質の有害性評価の国際的な基準とすべきOECD(経済協力開発機構)の高生産量既存化学物質点検における初期評価プロファイルの結論と全く異なるものとなっており、その見直しを強く求めています。

国際アンチモン協会情報

ファクトシート

i2a News(国際アンチモン協会ニュースレター)

IAOIA News(国際酸化アンチモン協会ニュースレター)

参考情報